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Q.痔(じ)にはどんな病気がありますか。
A.肛門の病気を一般に痔と呼んでいますが、痔核(イボ痔)、裂肛(切れ
痔)、痔ろうと
3種類あります。最も多いのは痔核で、男女差はあまりありません。裂肛は女性
に多く、
痔ろうは男性に多く見られます。 |
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Q.痔の症状としてはどんなものがありますか。
A.出血、痛み、イボ、腫(は)れ、肛門からの脱出が主なものです。ほかにか
ゆみ、分
泌物による汚れ、肛門が狭くなって便が出にくくなるなどの症状があります。 |
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Q.市販のお薬を使って症状を抑えている人が多いと思うのですが。
A.恥ずかしいという気持ちがあって、肛門科の敷居が高く、行きそびれる方が
多いよう
です。市販の薬は色々な症状を抑える成分が少しずつしか入っていないことが一
般的なの
で、薬を使ってすぐ治れば良いのですが、市販の薬を漫然と長い期間使うのは問
題です。 |
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Q.痔核とはどんな病気ですか。
A.硬いイボができて痛みを伴なう外痔核と、出血と脱出を伴なう内痔核とがあ
ります。
外痔核の場合、イボが大きくて痛みが強い時には、簡単な手術を受けてもらうこ
ともあり
ますが、一般には座薬(ざやく)、軟膏(なんこう)、内服薬などでやがて治り
ます。内痔
核の場合、出血だけなら、薬で治ることもあります。薬で治らないときは、硬化
療法、結
紮療法などの非手術的治療法で治すことができます。内痔核が脱出してくる脱肛
を伴なう
ようになると、薬では治らず、硬化療法などでも限界がありますので、手術を受
けていた
だいています。
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Q.裂肛はどうでしょうか。
A.多くは便秘による固い便で、肛門の皮膚の部分が裂けてできますので、排便
時の強い
痛みと、軽度の出血があります。三分の二以上の方は保存的療法(薬や、便秘を
治すなど)
で治ります。慢性化して潰瘍(かいよう)になったり、肛門が狭くなってしまっ
た人には
手術が必要となります。
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Q.痔ろうはどんな病気ですか。
A.まず第一歩として、肛門周囲膿瘍という強い痛みを伴なう腫れが起きます。
切開を受
けて急性の炎症がおさまって後に、約7割の人が痔ろうになります。急性の炎症
を繰り返
したり、いつも慢性の炎症があって膿が出つづけるのが痔ろうの症状です。痔ろ
うになっ
た場合は、薬では治りません。一部に特殊な治療法をやっておられる病院もあり
ますが、
手術が唯一の治療法といえます。
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Q.痔の手術は痛いと聞きますが。
A.現在では手術方法も進歩しており、鎮痛剤(痛み止めの薬)もよく効くもの
が出回っ
ていますので、以前よりずっと痛みは少なくなっています。さらに肛門科の専門
病院では、
手術法や痛み止めにも工夫を凝らしているので総合病院で受けるより楽だと思い
ます。
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Q.良い病院の見分け方を教えてください。
A.外科や胃腸科の先生が片手間でやっておられるところよりも、肛門科だけの
専門の診
療所や、病院が良いでしょう。納得して治療を受けるためにも、ただ痔というだ
けではな
く、どんな痔で、どんな治療法があるのかよく説明してもらえる医師を選びまし
ょう。ろ
くに診察もしないで、痔と決め付け、説明もせずに薬をたくさん渡したり、手術
という医
師は考えものです。また、出血の場合は、ガンやポリープの場合もありますの
で、ちゃん
とそちらの診察や説明をしてくれる医師が信頼できます。
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Q.ほかに気をつけることはありませんか。
A.いつも自分の排便状態に気を配ることが大切です。便の固さは、色は、血が
出ていな
いかなど、変わったことがあったら、早めに肛門科の専門医の診察を受けてくだ
さい。進
行していなければ、手術が必要でないことも多い。出血はガンであることもある
ので、特
に注意が必要です。
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