ぜんそく
ぜんそく発作は、胸の筋肉(大胸筋)の緊張が原因
薬に頼っていてはどんどん悪化する
喘息の初期は発作の回数が少なく、発作の程度もそう重くありません。しかし、発作を何回も繰り返して
いるうちに、いつまでも喉がゼーゼーなり続け、タンがつかえ、息がつまってしまうほど呼吸が苦しくなります。
それは横隔膜と大胸筋の働きが弱くなってしまったためです。
横隔膜は、胸腔と腹腔という、胸部と腹部の空洞の境をなす筋肉質の膜です。これが収縮して胸腔を広げ、
吸気(息を吸うこと)を行っています。ところが、ぜんそくの発作を繰り返していると、肺がふくらみ過ぎて、
横隔膜の運動を妨げます。すると吸気が不足して、発作はさらに激しくなっていくわけです。横隔膜は運動を
妨げられると、しだいに薄くなっていきます。そのために呼吸運動が弱まって、発作を起こしたときの苦痛は
ますます増大します。
発作が続くと、胸郭(胸部の骨格)がふくらんで樽のようになり、胸郭による呼吸運動も弱まってきます。
すると喘鳴(喉がヒューヒューなること)が強くなり、患者は苦しさを少しでも軽くしようと、背中を丸め、
肩を前に寄せて、肺に空気が入りにくい姿勢をとるので、大胸筋が弱ってきます。
大胸筋は、乳の上方から腕の付け根に続く筋肉で、上腕と肩の運動を行うと同時に呼吸運動を助けています。
つまり、横隔膜と大胸筋の作用が衰えると、ぜんそくの発作が強くなり、そのためにまた横隔膜と大胸筋が弱って、
さらに発作を激しくするという悪循環が起こるわけです。
こう説明すれば、横隔膜と大胸筋を丈夫にすることが、ぜんそくの治療に最も大切であることがおわかりになると
思います。ところが、現代医学では薬による対症療法に重点を置き、筋肉にはあまり目を向けません。ステロイド剤の
ような副作用の強い薬を使います。その結果、骨がボロボロになり、内臓まで冒されてしまいます。 |