チャコリ・パーティー 2006年5月28日(日)
チャコリ(Chacoli)について
チャコリはバスク地方の伝統的ワインで、産地はスペイン最北です。チャコリのDOはチャコリ・デ・ゲタリア(ギプスコア県)とチャコリ・デ・ビスカヤ(ビスカヤ県)の二つがあり、今回は前者の産です。
ブドウ品種はバスク原産の2品種のみ。白ブドウはオンダリビ・ズリ、赤ブドウはオンダリビ・ベルザといい、ゲタリアの場合白ブドウが89%になります。バスクはスペインでも、もっとも寒く湿度の高い地方、雨が多く海風も強い、土壌は粘土を多く含む、沖積土で海抜も低い、ということで、ブドウを育てる条件としてはあまり良くないといえます。ワインの生産は白ワインが中心で収穫後1年ぐらいのフレッシュな状態で地元消費されます。
チャコリの注ぎ方は上の方からそそぎ、泡を立てて味わいをよりまろやかに軽くします。

小エビ・アボガド・フレッシュトマトのバンデリージャ、野菜のピストとアンチョビ、ハモンイベリコとポロネギ
トマト・ズッキーニ・チョリソをはさんだトルティーリャ、サーモンマリネとメロン、イディアサバルチーズと有機トマト
あなごとポテトのプランチャ・ペドロヒメネスのヴィネガーソース、 、ガルバンソ豆とロンガニーサ、子牛のチャコリ煮込み
デザート ビルバオ風カスタードタルトとインチャールサルサ
ピンチョスは合計10種、タパスは5種それに、写真に撮りそこなった米料理は、アサリの土鍋ごはんArroz con almejasでした。
かいがいしくセッティングするスタッフ お客様たち お客様たち
一皿にいくつか盛りますとこんな感じ、当日の主役チャコリはアゲーレ。 バスクベレーのかぶり方を披露するシェフ
バスクって?
日本ではETA(エタ)のテロでしか知られることのなかったバスク。ピレネー山脈をはさんで、北スペインと南西フランスの二国にまたがる民族国家を持たない国。他のヨーロッパ地域とはまったく異なる言葉を話し、人種的な由来もいまだ定説のないバスク。とにかくバスクはユニークなところなのです。
食の世界では、バスクはスペイン随一の美食の国と言われます。海・山の優れた食材はそろい、独特の調理技術を持っているバスク料理はスペインにもフランスにも影響を及ぼしているといわれます。このような美食を支えているのが、一般のバスクの人々の美味しい物好き。バスクの男だけの美食クラブ(Txoko)の存在は有名です。
ちなみに2006年版ミシュランガイドで、スペインの三ツ星レストラン5軒中2軒、二つ星9軒中3軒がバスクにあります。現在のモダンなスペイン料理の高まりも、60〜70年代の「新バスク料理」の運動がその基礎になっているのです。