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          団塊の世代の救世主となるか。田園優良住宅構想。

ここは大都市郊外の田園風景です。

最寄鉄道駅まで約5Km。通勤圏としても可能な立地ですが、市街化調整区域の為、住宅開発が基本的に行えない地域です。

中心に見えるのは、この周囲の田畑を潤していた溜池跡です。昨今の減反政策で溜池としての役割を終えています。
現在は埋め立てられて、何も使われていない遊休地です。

■過疎地の問題

この地域の問題点は、都市近郊にありながら、都市への人口流出に歯止めが掛からず、過疎化が進行し続けている事です。
二昔前なら、問題無く存在出来た近隣コミュニティーも、その存続が危ぶまれ、人不足が地域活動への大きな障害となっています。

■大都市の問題

大都市は人口が集中するあまり、地方に比べ極端な地価上昇を招いています。バブル崩壊で土地値が下がったとはいえ、元来人が居住する為に適正と思われる規模とは程遠い、マッチ箱の様な住宅が罷り通っています。
今後、団塊の世代が定年を迎え、社宅や会社借り上げの賃貸住宅に住めなくなった時、退職金でどの様な住宅に住めるのでしょう?
事前に不動産を入手している方は建物だけなら何とか、打つ手もありそうですが、そうでない人が多ければ社会問題に発展します。

■田園優良住宅制度

平成10年に施行された法律で「優良田園住宅の建設の促進に関する法律」と云うものがあります。
この法律の趣旨は真の国民の豊かさと21世紀のゆとりある居住形態を実現する為、住宅の多様な選択可能性を最大限追求し、自然に恵まれたゆとりと潤いのある田園住宅の建設を促進し、もって国民の住宅に対する夢を限りなく実現する事を目的としています。

●優良田園住宅とは?

農山村地域、都市の近郊その他の良好な自然的環境を形成している地域に所在する一戸建ての住宅で次の基準を満たすものを云います。
1、敷地面積300u以上
2、3階建て以下
3、建ペイ率30%以下
4、容積率50%以下

■この制度を活用すれば・・・

先に挙げた問題は、人の移動によって引き起こされています。便宜上都市で生活していますが特に都市に執着する気も無く、受け入れ先さえあれば、田舎暮らしを満喫したい人も少なからずいるはずです。特に定年を迎えた団塊の世代の人々は、人生の転機であり今後の生き方を真剣に考えておられるはずです。

都市に起こっている人々の流入圧力を少しでも緩和し、過疎に悩む地方自治体の町興し政策の一つとして活用できるこの制度は今後、非常に大きな意味を持ってくると思われます。

この制度は、市町村が主体的に取り組む事を前提に作られています。
まず市町村がその地域にあった基本方針を作成し、開発業者が基本方針に則って、建設計画を市町村へ提出し、合意に達すると都道府県知事と協議を行い、建設計画の認定を受けると云うものです。
ここに挙げた、市街化調整区域の様な土地でも特例措置が講ぜられ、開発が可能となります。

■地域とのつながり

旧村VS振興住宅地と云った都市近郊に見られる、地域コミュニティーの欠如は避けねばなりません。地域住民と積極的に交流を計り、強調して初めて地域に根ざした社会生活が送れるのだと考えます。その為にはイベントの参加、自治会活動の参加、地域振興事業への参加等ソフトウェアの発達も今後の課題となります。

■構想
田園優良住宅制度の構想に則り最低区画面積を300u以上としています。しかし、付近は市街化調整区域であり、土地の投機目的の売買が制限されている為、地価が驚く程の安値で安定しています。定年退職者の退職金で建物込みでも賄える価格設定となります。

地域内には、診療所付の有料老人ホーム等の介護施設も併設し、地域振興と地区住民のヘルスケアを行います。

元来が溜池で、付近から水の流出入もある為遊水地を設け、水害対策とします。

その水と利用して、メイン道路に小川付の遊歩道を巡らし、人が集まる様工夫します。

又、地域住民との親睦を図る為、菜園を作り農家の人から農業指導を仰ぐ等のイベントを開催出来る様にします。

幹線道路の他に人だけが通れるフットパスを設けフットパスが交差する位置に人々が集う小公園(プレイロット)を造ります。




■ケーススタディー

鹿児島県

山形県天童市

宮城県松島町

北海道

山形県山形市

他にも「田園優良住宅」で検索すれば
多数 見つける事が出来ます。










■田園優良住宅鳥瞰

























■遊水地及び優良老人ホーム




























■フットパス及びプレイロット




























遊歩道付幹線道路。