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●エコポイントってお徳なの?
平成21年12月8日より、エコポイント制度が発足しています。
地球温暖化の対処法として、住宅も省エネ仕様の戸数を増やして、少しでもCO2の排出を抑制
する事を主眼としたものです。長期優良住宅はストックの質の向上と云う観点から発足した制度
ですが、内容は良く似ています。
気になるのが、頂ける30万ポイントがメリットのあるものなのかどうかの一点です。
お金に換算して30万円相当と云う事になりますが、長期優良住宅普及促進事業では100万円
貰える事になっています。地場の木材を利用すれば、120万円まで貰える事に平成22年から
なりました。
長期優良住宅とエコポイントを比較してみますと、建物そのもののハードルは長期優良住宅の方が
高くなっています。エコポイントは性能評価で云うところの温熱等級及び省エネ住設機器が対象
になっていますが、長期優良住宅は温熱等級に加え構造等級・劣化等級・維持管理等級等に及びます。
長期優良住宅 エコポイント 劣化対策 ○ 不問 耐震性 ○
不問 維持管理の容易性 ○ 不問 省エネルギー対策
○ ○ 居住環境 ○ 不問 住戸面積
○ 不問 維持保全計画 ○ 不問 補助金 100万円(120万円) 30万ポイント 申請難易度 高 低
表だけ見ていますと、エコポイントの方がお手軽で、金額こそ少ないものの工事のハードルも
低いのでお得な様に見えますが、そうでもありません。
昨年、長期優良住宅を3件申請しましたが、長期優良住宅は項目が多い割りに工事のハードルは
高くないでのす。劣化対策や維持管理はまじめな工務店が普通に工事していれば取得出来る内容
です。耐震性は木構造に詳しい設計者が設計すれば、工事費に影響を及ぼす内容ではありません。
居住環境や維持保全計画も工事費に影響する内容は何もありません。
工事費に影響が出るのは省エネルギー対策だけなのです。次世代省エネ基準をクリアしようと
思えば、窓等にLow-Eペアガラスが標準となりますが、一般の単板ガラスと比較しますと
15〜20万円程度の差となって現れます。
100万円の補助金の中から温熱等級に20万円使うのと30万ポイントの中から20万円
捻出するのでは、どちらが徳か一目瞭然です。確かに申請に手間は掛かりますが
手馴れた設計事務所に依頼することによって、費用的にも長期優良住宅の方が満足行くものかと
思います。
ただ、長期優良住宅の助成金制度は、年間25棟未満の施工実績の地場の工務店が対象に
なっています。
大手のハウスメーカーは、対象になっていませんので注意が必要です。
平成21年9月
長期優良住宅認定取得平成21年12月
長期優良住宅認定取得平成22年1月
長期優良住宅認定取得