安さだけを求めるのなら、ローコスト系のハウスメーカーを薦めます。
私はローコスト住宅をライフワークにしていますが、安いだけの家造りはしていません。
問い合わせで、良く坪単価を尋ねられますが、坪単価のみで家を判断されるお客様の仕事は
お断りしています。
家造りに真剣であり、常識にとらわれず自分の為の、自分だけの家をお求めである方なら
予算の有無に関わらず、ご相談をお受けしています。
ローコスト住宅を造る9つの方法。
クライアントからローコスト住宅を依頼された時、私達の家造りは、ハウスメーカーの様に
標準仕様は存在しません。
全く白紙の状態で、あらゆる角度から、住まいを見つめ直すことから始めます。
建築主のこだわりを尊重し、話し合いの中で建築主の求める家を追求していきます。
そうでなければ、一生掛けて支払う住宅ローンの重荷に耐える事が出来ません。
(下で公開しているコストを抑える九つの方法の緑色の文字で書かれた部分は、
毎日TVで紹介された京都の家で実践したローコスト対策です。)
その一 (工法の選定)敷地の条件を整理し最適な工法を選ぶ。
(3階建ての計画でしたが、地盤が安定していたので、構造体に
費用が掛かる鉄骨造やRC造でなく木造を採用しました。) |
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その二 (借入れの工夫)新住宅ローン(住宅証券)や段階的借入れ・無借金建築等色々検討する。
(借入れを色々研究し、銀行数社と根気良く交渉しました。)
その三 (発注方法)競争見積り・職種の分離発注等発注形態を見直す。(複数業者から見積りを取り、
安くて、良心的な施工業者を探しました。)
その四 (マスの利用)部屋ごとに仕上げを変えたりせず、同じモノを大量に仕入れ値段を下げる。
(床材を統一する事により、一般品より高価なパインのムクフローリングが使えました。)
その五 (省エネ化)住まい続ける中でランニングコストを下げる工夫をする。(外断熱工法・換気ダクト等
で空調費を節約しました。)
その六 (プランニング)経済的な間取りを心掛ける。(水廻りを1ヶ所にまとめ、間取りを単純化しました。)
その七 (DIY)出来る事は自分で行う。(下駄箱や倉庫の棚を自作しました。又、自作ではありませんが
高価なシステムキッチンは採用せず、大工さんに自由なサイズのシステマナイキッチンを造って
もらいました。)
その八 (メンテナンス)点検が簡単で改修のしやすい家にする。(内壁が無いので簡単に点検出来ます。
又、子供が大きくなって、個室が必要になっても吹抜けに、簡単に床が張れて増床が簡単に
出来ます。)
その九 (ローコスト住宅を楽しむ)他人の評価を気にしない、自分だけの価値観を持つ。(内壁が無い
のだから、一般的な不動産評価は低いかも知れませんが、別に他人に売る為の家ではない
ので特に気にしない。と云う発想の転換が必要です。)
建築主からの要望がそれぞれ異なる様に、それに対する回答も上記の9ポイントに止まりません。
習慣や固定観念に囚われず、自由な発想でライフスタイルを表現できれば、素敵なローコスト住宅が
出来上がると確信しています。
建築家 諸井 浩三