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劣化の軽減

劣化軽減等級は3段階に分かれています。
等級3は構造躯体を3世代もつ程度(75年〜90年)の対策を施したもの
等級2は構造躯体を2世代もつ程度(50年〜60年)の対策を施したもの
等級1は建築基準法に定める対策となっています。

チェック項目はイロハニホヘトチの8項目に別れていまして、
イ:外壁の軸組等の防腐防蟻
ロ:土台の防腐棒蟻
ハ:浴室脱衣室の防水
ニ:地盤の棒蟻
ホ:基礎の高さ
ヘ:床下の防湿換気
ト:小屋裏の換気
チ:構造材の規定

についてチェックされます。
一番の注意点はイの外壁の軸組等の防腐防蟻で、
等級2では12cm角の柱もしくは薬剤処理された柱・筋交い 又は通気構造となっていますが、等級3では12cm角の柱もしくは薬剤処理された柱・筋交い、且つ通気構造となっており、材料で規定されて構造で規定されものとなっています。

私は思うのですが、3世代もつ構造にしても、自分の孫が自分と全く同じライフスタイルを踏襲しているとは思えません。私個人にしても若い頃の自分と現在の自分では家に対する考え方は随分変わっています。
それよりも設備(特に電気)は10年前の設備と今欲しい設備とでは随分違います。と云う事は快適に過ごそうと思えば、容易に改造できる間取り計画をしておかないと、3世代もつ構造にしていても、使い勝手の悪さの為に建替えなければならない、みたいな事態が起こりうるのです。

云い換えれば、
等級1で自分用に特化した家を建てるか、等級3の自由度の大きい、誰でも抵抗無く住める(平凡な)家を造るかのいずれかを、選択する必要が有るのでは無いでしょうか。
性能表示の特徴として、全ての等級で高得点を挙げても、それが自分にとってリーズナブルで住み良い家には、なり得ない理由がここにあります。

蛇足ですが、前回中古住宅の性能表示が発足すると書きましたが、新築の性能表示は新築時の性能を評価するもので、10年先20年先の性能を保証するものでは有りません。
ローコスト住宅, 注文住宅, 大阪, 低価格住宅, 建築設計事務所, 外張り断熱, 住宅性能評価
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