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光触媒の欠点は

結果は条件次第
酸化チタンは魔法の物質ではありません。純粋な化学反応です。条件次第で結果は全く変わったものになります。効果が期待出来るからと言って、どの様な条件下でも同じ結果が出る訳ではありません。


光が必要
光触媒ですので、反応を起すには必ず光が必要です。しかも可視光線には反応せず、波長で云うと380nm付近の近紫外線と呼ばれる領域でのみ反応が促進します。ですので、太陽光が燦燦と降り注ぐ元で反応を待っても、見た目は非常にゆっくりとした速度でしか反応しません。


汚れが多いとダメ
光触媒が有機物を分解する速度以上に、汚れが付着する速度が速ければ効果は有りません 。

接着層が必要
基材に直接酸化チタンを塗布しても、接着性が低いので直ぐに落ちてしまいます。基材と酸化チタンの間に、接着層が必要になります。また、基材が有機物ですと、酸化チタンは汚れを分解すると同時に、基材も分解してしまいます。絹やウールの生地に酸化チタンを直接塗ると、汚れる前に生地がボロボロになります。

効果が小さい
効果が小さいので、微弱でも影響の大きい原因を取り除くのには効果がありますが、大量の原因を一挙に取り除くのには向いていません 。環境ホルモンやホルムアルデヒドの様に、微弱でも人体に影響を及ぼすもの、又は細菌の様に、繁殖する前に退治しておきたいものには効果がありますが、タンカー事故で流れ出た重油を一挙に分解する程の力は有りません。