トップページへ

省エネルギーを検討する

1、 ローコストハウスと省エネルギーの関係
  建設費を減らす事を主に考えていますが、その為に後々の運転経費が
  増大するのであれば、意味がありません。多少割高になっても、省エネ
  にこだわるのは、意味のある事です。高価な省エネ設備も今はペイロード
  しませんが、10年・20年先のエネルギー事情が今と同じ保証はありません。
  また、たいした設備投資をせずに、省エネにこだわる方法もあります。

2、 パッシブソーラー
  真冬暖かい場所はネコが一番良く知っています。陽溜まりを意識して
  間取り配置を考えるだけで、冬場の灯油代が大幅に変わります。
  真夏涼しい場所もネコが一番良く知っています。犬は人につき、ネコは
  家につくといいますが、本当に当たっていると思います。直射日光を避
  ける工夫をして、通風に心がけるだけで、随分しのぎやすくなります。
  それらをシステマチックに考えたのが、パッシブソーラーハウスです。
  OMソーラーと一線を画したいのは、いくらシステマチックと云っても
  OMソーラー程設備にお金を掛けてしまうと、ローコストハウスの意味
  あいが薄れてしまいます。
  肝心なのは想定した予算の中で最大限、省エネ効果を引き出すか
  が問題なのです。

3、 蓄熱
  すぐ温まるものはすぐ冷えます。温まり難いものは冷え難いのです。
  一般的に質量の大きいものは、熱容量も大きく温まり難く冷め難い
  です。代表はコンクリートで夏場日中は日を遮って涼しいのですが
  夜中に室温が上昇していきます。断熱材が無いと寝苦しいに悩まされ
  ます。冬場温室の床面のコンクリートに十分太陽熱を吸収させれば
  夜になっても暖房が不要な程、室温を確保してくれます。

4、 通風
  夏の家は通風を旨とします。熱帯夜になってしまえば外気自身が
  暑いわけで、機械空調に頼らざるを得ないのですが、それ以外の
  夏場、なるべく機械に頼らず過ごす工夫をしたいものです。
  その地域の年間を通じて風向を調べ、夏の夜どちらから風が吹く
  事が多いのか、窓を開けて寝ても無用心にならないか検討を重ね
  通風に配慮しましょう。

5、 高気密・高断熱
  高気密と高断熱は一緒に語られる事が多いのですが、住宅に関して
  云えば、高断熱は配慮すべきですが、高気密は重要ではありあません。
  高断熱にしようと努力すれば、結果的に高気密になってしまった、
  程度のものです。気密性を高めてしまうと空気汚染の問題が顕著化
  します。その為に計画的に換気しなければならず、熱損失の原因と
  なります。昨年法改正したシックハウス対策はその良い例で、24時間
  換気を義務付けしていますが、忠実に守っている家が何軒あるか
  実態を知りたいものです。家に換気扇があるのは良いと思いますが
  24時間まわしっ放しにしなさい、なんて、余計なお世話もいいとこです。

6、 植栽の利用
  夏場の西日対策は大変重要です。気温が一番上昇する2〜3時頃
  西面の窓から、まともに日差しを受けますと夜中までその部屋の
  熱気が取れません。落葉性の高木や、スペース的に余裕が無ければ
  アサガオよ様な鉢植え植物で窓面を覆う工夫を考えましょう。

7、 屋上緑化
  
木造住宅でも屋上緑化は可能です。
屋根裏は屋根が受けた熱を直接室内に持ち込まない
手段でしたが、屋根面に太陽光を当てない様、植物で
覆ってしまえば屋根裏は必要なくなります。
また、紫外線が直接屋根面に当たらない為、屋根の
寿命が延びます。
都市温暖化を阻止出来て、室内を快適に出来て、
省エネに貢献出来るのです。


8、 開口部断熱
  室内の熱損失は壁面より開口部の方が遥かに大きいです。壁の断熱を
  考える事も大切ですが、開口部の断熱をしっかり行った方が効率的です。
  冬ガラス面に水滴が浮くのは、外部の冷気が直接ガラス面を冷やし
  室内の湿気を含んだ空気がそこに触れて起こる結露が正体です。
  折角お金を使って暖めた空気を、ガラス面が奪っているのです。
  ガラスを二枚にして、空気層を間に入れガラスが直接冷気に触れない
  様にするだけで、効果が現れます。その他Low-Eガラス、熱戦反射ガラス
  二重サッシュ、木製サッシュ等も効果的です。

9、 地熱利用
  地中の温度は一年間を通して一定で、16℃前後です。この温度は夏は涼しく
  冬は暖かい温度です。今まで日本の住宅は地中の湿気を嫌う為、床を高く
  上げ、通風を確保する為換気口を設け、床面を寒風にさらしていました。
  湿気さえ克服できれば、16℃の熱量を確保出来ます。コンクリートの床面を
  自然の熱で16℃にしてくれるのですから、利用しない手はありません。

10、遮光
  ご存知の様に、冬と夏では太陽光の入射角が違います。冬は太陽高度が
  低いので、部屋の奥まで日が入ります。夏は太陽高度が高い為、庇を出し
  てやれば、室内を直射日光で熱せられる事を防げます。また簾やルーバー
  も効果的です。カーテン・ブラインド・障子も有効ですが、室内に入ってから
  遮るわけですから、外で日差しを抑える簾より、効果が落ちます。

11、床下暖房
  地熱利用を一歩進めて地中に熱源を埋設し、床面を24℃前後まで
  暖め、それ以外の暖房器具に頼らず、家中を一定温度にしようとする
  工法があります。
http://www.therma.co.jp/
  イニシャルコストは上がりますが、ランニングコストは下がります。償却
  するには、相当時間が掛かりますが、エネルギー事情の変化で有望な
  工法になる可能性があります。

12、外断熱
  一般的に普及している内断熱工法は、柱によって断熱面が寸断される為
  ヒートブリッジが発生し、効率が落ちてしまうが、外断熱工法は外壁下地面
  に断熱材を貼り付ける為、ヒートブリッジが発生しない。
  その為より効率的な断熱効果が期待できる。

13、コ・ジェネレーション
  発電する際に発生する熱を利用して温水を作り、給湯や暖房に利用しよう
  とするもの、小型化が難しく大きな商業施設しか利用されなかったが
  最近ガスによるコ・ジェネレーションが発売され、国から補助金が出されている。
  
http://www.g-life.jp/html/scene/cogeneration/ecowill/

14、太陽光発電
  今後量産化されて、コストダウンが期待できる。現状ではペイロードが難しい。
  省エネ・エコロジー・省資源がキーワードとなる今後、もっとも活躍が期待
  される分野である。

15、太陽熱温水機
  コストパフォーマンスはあまり良くないが、使い徳感は大いにある商品
  構造を簡単にすれば、コストも掛からずお手軽に使用する事が出来る。

ローコスト住宅, 注文住宅, 大阪, 低価格住宅, 建築設計事務所, 外張り断熱, 住宅性能評価
ローコスト住宅, 注文住宅, 大阪, 低価格住宅, 建築設計事務所, 外張り断熱, 住宅性能評価