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耐震構造   耐震構造の詳細はこちら→新しい木構造

木造住宅の場合、耐力壁を建築基準法より多く配置したものを指します。

住宅性能表示制度では、基準法通りの建物が耐震等級1。基準法の1.25倍
を耐震等級2.同1.5倍を耐震等級3と規定しています。

地震が来た際に、出来るだけ多くの耐力壁で地震力に抵抗しようと云う考えです。

地震に対してしっかり踏ん張ろうと云う構造ですので、地震力低減させる効果はありません。

建物が潰れ難くい構造ではありますが、家の中の家具が転倒したり、家具の中身が飛び出したりは、
充分考えられます。

ノースリッジ地震(※1)を元に地震波を増幅させた実験結果では、地震の重力加速度(※2)
2400galに対し、二階床面の測定値は3600galにもなります。

地震が発生していない、普段の住宅の構造モデルです。
下の斜線部分が地面。その上に鉄筋コンクリートで造った基礎を設け、その上に土台を載せ、柱を建てて、梁を載せ、一階と同じ要領で二階を組み上げたものです。
斜めに入っている構造材は筋交い(スジカイ)と云い、地震力に抵抗してくれる部材を現しています。
木造住宅の上棟後3〜4日経過すればこの様な形状をした外観が見られます。

この筋交いや構造用合板に代表される面材で建築基準法に定める壁量より、多くの耐力壁で地震に抵抗しようとするのが、耐震構造です。

木造住宅において地震対策で最も多く採用されている工法です。

コストが他の工法に比べ安く、施工性にバラツキが少ないもの利点です。
地震が発生しました。

地面が左から右に動いています。そうすると建物は地上に立っている人から見ますと、逆に右から左に透明な巨人によって押されている様に見えるはずです。
土台廻りは強固に地面に固定されていますので、地面と同じ方向に揺れます。
二階の床面と屋根面に矢印がありますのは、建物をタテに見ると、屋根面と二階床面が他の部位より硬い為です。
硬いと云う事は地震に対し、抵抗している事を意味し、その為地震力が屋根面・床面に集中するのです。

さて、画面を良く見ると、一階の揺れ幅より二階の揺れ幅の方が大きくなっています。これは、木造の様に軟らかい構造ですと、地震力で建物がしなる為です。

耐震等級を高めた住宅ですと、相当大きな地震でも建物の倒壊はまずありませんが、家具とかをしっかり固定しておかないと家具の下敷きになる事は充分考えられます。

また、地震に対する建物のダメージも制震構造・面震構造に比べ、大きいと思われます。


※1:阪神大震災の1年前に発生したロザンゼルスでの地震。地震データーが詳細に残っています。

※2:重力加速度とは一秒間の水平移動量(カイン)(m/Sec)を秒で微分した値(m/Sec^2)。
大まかに云えば、しなり具合を現しています