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土地の欠点・難点をどこまでプランニングで解決可能か挑戦してみました。

旗竿形状の土地建つ家 8/7
道路に面している部分が極端に狭く、奥で土地が広がっている土地。
一般に旗地と呼ばれる形状の土地です。

土地の広告を見ていますと以外の多く見受けられます。

駅に近く、買い物も便利、でも、廻りの地価に比べて極端に安い・・・。
こんな土地は殆ど旗地です。
地価に影響するほど、旗地は人気がありません。

しかし、逆に考えれば好条件で、相場より安く土地が手に入る可能性があるのです。

人気の無い理由は、
眺望が悪い。
風通しが悪い。
採光が望めない。
駐車スペースが無い。
等々・・・。

これらの殆どはプランニングで解消します。
逆に外観にお金を掛ける必要が無い為、思い切って内装にお金を廻せます。

眺望は都市に住む限り道路
に広く面している土地でも、多くは望めません。
三方遮られているか、四方鎖されているかの違いだけです。それよりも平等に開放されている空(屋上)に向けて開かれた家を考える方が楽しい家になります。
夏の盛りなどは、変化していく入道雲をぼんやり見ているのも以外と面白いものです。

採光や通風は京の町屋に見られる様な、光庭(ライトコート)が有効です。

専用通路が2m以下ならば法律的に、建築する事も難しいですが、2.5mぐらいあれば駐車スペースも確保できます。

ビルの谷間に建つ家 7/24
三方を高い建物に囲まれた、ビルの土地。
採光は開いた道路側だけ。しかし、道幅が狭く普通に窓を開けると家の中が丸見えになってしまいます。
しかも、日差しは北側道路ですと、どこからも見込めない状態です。
そんな場合の解決方法は、空面から採光を考える事です。二階のリビングに光を入れようと思えば
三階のどこかを、空けなければなりません。これではタダでさえ狭い家が益々狭くなってしまいます。
そんな時に思い至ったスキップフロアの天窓採光です。
通常のプランですと、断面図に見られるユニットバスが
二階の部分に来ますが、それでは広いリビングが取れず
しかも、天窓の採光も見込めません。
そこで、洗面所・ユニットバスを半階下にズラして
その上にリビングの延長とも云える、サンルームを配置
しました。
このサンルームは視覚的には繋がった空間としてリビング
に広がりを持たせ、尚且つ、子供の遊び場として、リビング
に居る大人との棲み分けを可能にしています。

変形敷地に建つ家 6/26
変形の敷地は、既製の間取りが納まり難く、とかく敬遠されます。敬遠される土地は安い!!
変形敷地を逆手に取れば、住み易いプランを作成出来ます。この間取りは間口4間半、奥行き4.75間の家です。方形の敷地でこれと同じプランを造ろうと思えば、1.5倍の敷地が必要になります。その分土地代が上がり建設費を圧迫します。
また、三角の敷地に四角い建物を入れれば、当然乍ら小さな三角スペースが余ってしまいますが
それが、陽だまりや風の通り道となり、建物にゆとりを与えているのです。
窓を開ければ、隣りの家の壁が手で触れる様では、ゆとりは生まれません。
一見無駄に見える三角地も、物置・クーラー室外機置場・自転車置場・前栽と色々な用途に
使用できます。


敷地が道路より高い家 6/19
道路と宅地に1.5m程の段差のある土地です。
道路面より1m以上宅地が上がっていると、車庫・玄関等アプローチ廻りに費用が掛かり、又
高齢者が住む時は、毎日の上り下りが辛く、こう云った土地も敬遠される対象となります。
ただ、その分土地を安く買える訳で、何とか上り下りの負担を軽減させようと考えたプランです。
左の写真の左下の石段が、昔のアプローチです。1m程の幅で1.5mを一気に上がっていました。高齢者にはそれが辛く、又雨の日にはよく滑り、転倒事故も発生しました。
そこで玄関の位置を、それまでより1m程下げ、外部での段差を50cm程度に押えました。
残りの段差は玄関内部に階段を造りそれで解消しています。段差を利用して正面に座って靴を履けるスペースも造っています。


傾斜地地に建つ家 6/12
道路と敷地に高低差のある場合、道路面に対して擁壁を築造します。
日本の殆どの造成地がそうです。平坦地が広く、建物が簡単に建てられるから
当たり前の様に擁壁を造ります。しかし擁壁に要する費用は、全て土地代になって購入者に跳ね返って来ます。敷地間口にもよりますが、250万〜350万円程度は割高につきます。
又、擁壁を築造する為、締まっている地面まで一度掘り返しますので、地耐力確保の為
地盤改良が必要になってきます。50万〜100万円の負担増です。
そこまでして、平らな土地が必要でしょうか?それだけのお金を建物に掛けるなら、20帖前後の増床が見込めます。
上記プランは傾斜地をそのまま利用した、事務所付住宅のプランです。
擁壁工事をしませんので、その分ローコストに仕上がります。
必要以上に地面を掘り返さない為、地盤改良が不要になる可能性が大きいです。
また、キッチンとリビングの目線を揃える事が出来たり、高くなった床下を倉庫に利用する事が可能になります。
計画次第ですが、建物工事費には殆ど影響を与えずに済ます事も可能です。
斜面地は高くつくのは、平坦地にこだわる思考のせいです。柔軟に発想すれば道は開けます。


狭小敷地に建つ家 6/4

左の画像は20坪の敷地に建つ都市型住宅です。
前面道路が狭く、周囲は建物が密集しており、一階には採光が期待できません。
その為、昼間生活するリビングは、採光が少しでも期待出来る、二階へ配置するケースが増えています。
ただ、普通の家は一階が大きく、二階が狭い事からも判る様に、リビングを二階に配置すると二階が大きくなりすぎます。
リビング・ダイニング・キッチン・洗面・浴室。特にリビングは多様化が顕著で応接を兼ねたリビング以外に、家族だけのファミリールーム、子供が自由に遊べるプレイルーム、ITに対応したパソコンルームが要求される様になっています。
これらを、素直に二階に配置すればそれだけで、敷地より大きい二階になりかねません。

そこで今回は、スキップフロアーによる解決方法を模索しました。
一階は寝室と洗面・浴室・トイレ。一階に水周りを持ってくると、二階リビングの場合、階段の上り下りが大変ですが、キッチンを中二階に配置する事により縦の動線を縮めています。
二階はリビング・ダイニング・ファミリールーム。中三階にプレイルームを配置しています。
二階からは、キッチンとプレイルームが空間的に一体となっており、半階づつ分散させる事で、二階床面積の節約を行っています。
また、二階の天井高を中三階の天井高レベルにあわせる事により、4.5mの天井高を確保しています。



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