【和人形と市松人形の取り扱いについて】
このページは、和人形や市松人形についての保管、取り扱いなど
コレクションに気をつけていつまでも大切な人形を維持していただけるように
参考にしていただければ幸いと、
| 保管 (汚れ・湿気について) |
和人形や市松人形、特に古いお人形のほとんどが「胡粉」という 天然の素材で仕上げられています。 これは蛤や牡蠣の殻を粉末状にしたものを水と膠でといて何回も 塗り重ねたもので時代が経つほどその質感は奥深いものになって きますが、耐水性や直射日光(紫外線)などには不適で、表面の汚れ など濡れ布巾などでは絶対に拭かないようにしてください。 どうしても気になる汚れや小傷などがありましたら、自分で拭いたり せず一度昌楊堂でご相談ください。 |
髪の毛について | 古い人形は、その経過年の関係でどうしても髪の毛が抜けたり、 抜けやすくなってしまいします。 これは、接着に使う麩糊と膠の耐久性の問題と、その人形を作った当時の 職人(作家)の糊の配合、膠の品質及びその人形の長年の環境の変化によって生じた 人形にとってはある程度の宿命のようなものです。 少しの抜けなら、これから気をつけて急激に動かしたり梳いたりしないということで、 ある程度現状維持できますが、明らかに大量に抜けたり、密度が少ない場合は、 一度昌楊堂へご相談ください。 また、比較的髪の食いつきがしっかりしていて、そうそう抜けない程度なら、 それが人毛なら軽くトリートメントしてあげることをお奨めします。 櫛ではなく、その時は手先の柔らかいハブラシが人形には最適です。 ハブラシに人用のトリートメントを軽くつけて、やさしくなでてあげると、乾燥を 押さえ耐久力も良くなります。 |
| 保管 (虫食について) |
和人形本体、特に着ている着物など、天然の素材なので「虫食い」にはご注意ください。 最近では科学防虫剤がありますが、長い保存のデータが疑問なので、気になる方は天然の防虫香を お奨めします。手に入らない方は、弊店までご連絡ください。 |
表面の傷 | 古い和人形に「傷一つない」というのは99パーセントありえません。 特に飾るだけではなく、当時抱いたり一緒に遊んだり着せ替えられたり された「三折れ」「抱き人形」「自由人形」などは傷がない方が疑う程です。 小さな傷などは、それも長年その子が体験してきた味(骨董的に)として捉えてあげて ください。しかしどうしても気になるような傷や、ヒビなどは一度ご相談ください。 直るものと直らないものがあります。 剥離や胡粉浮きは広がることがありますので、人形修理などにご相談することをお奨めします。 |
| 保管 (紫外線について) |
虫食い同様、天然素材の和人形は大変日光を嫌います。 保管場所が西日だったり、必要の以上の照明が有るお部屋はできるだけ避けてください。 胡粉や着物が白んだり、著しい場合は胡粉の亀裂、剥離、着物の裂などに発展します。 |
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| 保管 (ほこりなど) |
埃(ほこり)自体は、上記のものに比べてあまり大きな影響はありませんが、やはり長年その埃が 人形の肌に付いたままだと、その部分だけ湿気を吸ったり、光の当たり具合などで変色してきたりします。 ケースに入れずに飾る場合は、こまめに埃をとってあげるか、出来ればコレクション専用ケースにコップに水を 入れて保管してあげることをお奨めします。 |
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