NHKでおもしろい番組を放映していました。

米国アリゾナ大学教授、宝来聡博士によるミトコンドリア遺伝子の分析で日本人のルーツが解明されました。ここをクリックすると国立遺伝学研究所にアクセスします。国立遺伝学研究所と総合研究大学院大学では人類進化について総合的に研究し成果を上げています。
日本人のなりたちを人類進化の立場から、日本人種の遺伝的特徴は何かについて、ミトコンドリアDNAの塩基配列多型の上から解明されました。

これまでは日本人を単純に縄文人と弥生人とに分けて見ていました。しかし、「現代日本人は、縄文人と弥生人との混血である」ことが明らかになりました。

日本人の血の中には、現代の中国人と現代の韓国人の血が混じっていることが明らかになりました。弥生人は、中国本土と朝鮮半島から移住してきた人たちです。縄文人は縄文時代にこの列島が大陸と地続きの時に移動してきた人たちです。

現代日本人は、縄文人および韓国あるいは中国本土からの移入民である弥生人からの異なる遺伝的寄与を受けた結果であり、また、沖縄の人は、弥生人とはほとんど混合することはなかったという仮説が支持されました。

現代日本人には、二つの染色体が見られます。YAP(+)染色体は、縄文人によりもたらされ、YAP(−)染色体の流入は、弥生人の移住によりもたらされたと考えられています。




アラン・ウイルソン博士(カリフォルニア大学バークレー校)の人類アフリカ起源説 が、現在では、有力な説だそうです。

人類の進化については、これまで多地域進化説が有力でした。白人は、ネアンデルタール人、われわれ黄色人は北京原人という説です。ところが、ミトコンドリアDNAの配列の違いを調べているうちに、突然変異は一定のペースで起こるので、歴史が長くなればなるほど、その集団での配列の違いは大きくなる、ということが分かったのです。これがアフリカ起源説の根拠です。もちろん、進化の過程でネアンデルタール人との混血も否定できません。

人類は、20万年前に現代の人類の祖先がアフリカで進化した、その後9万年前にヨーロッパの集団とアジアの集団に別れた、これが真相です。すべての現代人は、約14万3千年前のアフリカに存在した祖先集団に由来することが明らかになりました。その後、何波にも”脱アフリカ”が繰り返されて、現在みられる地球上のヒトの分布の原型ができたと考えられています。

陸上競技では、短距離などの運動能力は、黒人選手が優れていますが、アフリカに残った黒人は、形質的に種として優れていたからではないでしょうか?日本人は、アフリカからはるか遠い、この列島、2万年くらい前は、大陸と地続きでしたが、この地にたどり着いたということは、やはり形質的に劣っていたからでしょう。日本人が短距離に弱いのは、そこにあるのではないでしょうか?足の早い動物を狩りするのには、なんといっても足が早くなくてはなりませんからね。それで納得させています。



性格は遺伝?

大野 裕先生

慶応義塾大学医学部精神神経科専任講師
「弱体化する生物、日本人」(講談社 )より
性格は、環境によって決まるとばかり思っていました。ところが遺伝によるところが大きいということが最近の医学研究で明らかにされたそうです。

脳のアクセルとブレーキの役目をしているドパーミンとセロトニンが、人間の行動に影響を与えているそうです。日本人が、人前であがりやすく、また不安感情が強いというのも、これらの神経伝達物資のせいだそうです。そう言えば、老後の不安が先立って財布の紐をゆるめない、そのために景気が回復しないのもそのためでしょうか。景気分析もこのような精神神経の専門家のお知恵を借りるとよいのかも・・・・・