腰には背骨の下部、積み木のように重なった5つの椎体という骨があり、椎体には椎間関節がついていて椎体と椎体の間には椎間板がある。
椎間板は、柔軟な線維輪が水分を多く含んだ髄核を包むように構成され、椎体の動きを助けている。腰が前後左右しなやかに動くのは、椎間板がクッションの役割を果しているからである。 ところが、この推間板は人が年をとるに従い変性する。なにしろ腰は体重の5分の3を支えているのだ。長い時をかけ髄核の水分は抜け、線維輪は危うくなる。普通は 20代後半からこの症状が起こるが、スポーツなどで腰を酷使した場合、それは20代前半から始まることもある。 椎間板の変性に伴い、椎体や椎間関節の動きが鈍くなる。この動かない腰を無理に動かすことで筋肉に負担をかけ、痛みを発生させるのだ。ここに運動不足が重なると、腰椎を支える腰周辺の筋力も落ちてしまう。さらに、現代人にはつきもののデスクワークが、一部の筋肉だけを酷使する。筋肉は長時間緊張することでこわばり、さらに痛んでしまうのだ。もちろん筋肉のトラブルのみならず、さらに深刻な腰椎のトラブルも誘発する。 変性した椎間板は、瞬間的に過度な負担がかかると変形してしまい、すぐ脇を通る脊髄神経を刺激する。この状態が椎間板ヘルニアだ。 |
