疲れとはなんだろう。運動に疲労はつきもの、疲労の正体を知って、できるものなら疲れないで運動したいものである。
 さて、疲労とは「病気以外の原因によって作業能力が一過性に低下した状態」といわれるもの。
 まず、乳酸など疲労物質が筋肉細胞の中に溜まったから。乳酸とは筋肉を動かす主たるエネルギーであるグリコーゲンが、分解されて出来たもの。肝臓に送られグリコーゲンに再合成されるが、一部は筋肉中に蓄積され疲れをもたらす。筋肉を動かす燃料の燃えかす等と例えられる。この筋肉中に蓄積された乳酸を素早く排出しようというのがクールダウンなのだ。
 疲労の原因2つ目は、エネルギー源の枯渇、減少。体内からグリコーゲン、脂肪、タンパク質などがなくなったら体は動かなくなる。
 3っ目がホメオスタシスの失調。ホメオスタシスとは恒常性のこと。体の内部環境(体温、血液濃度、血糖値、体液濃度、酸性度など)は常に一定に保たれている。体は自らを一定に保とうとしているけれど、運動することで体温は上がり、血糖値は下がる。体液濃度は濃くなる。この異変が限界を超えると、体はやめてくれ!と悲鴫をあげる。生命維持にかかわるからだ。その悲鳴が疲れなのだ。
 自動的に体は自らにブレーキをかけるのだ。疲れには素直に従った方がよい。