阪神淡路大震災の事

平成7年1月17日の未明、
未曾有の大震災が神戸の街をおそいました。
私たちの、愛した街も一瞬のうちに瓦礫となってしまいました。

 当神社も、社務所・絵馬堂・手水舎が全壊、石鳥居は笠木が落ち、いたる所に灯篭が倒れ散乱しておりました。本殿・拝殿等の主要な建物は大神様の御加護にて軽微な損傷ですんだ事は不幸中の幸いでした。

 自然の力のあまりの大きさに、絶望しかけた時、たくさんのボランティアの方々が自らの危険も省みず神戸に入って来られ、救援の品々も次々と送っていただきました。
 人の情けの有り難さが、身にしみました。ここに改めてお礼申し上げます。

 この震災の中で大切であった事は、人と人との繋がりでした。私たちの街、地域の人々の繋がりがありました。
 祭の組織がすぐに、救援の自治組織に替わりました。祭は5月です。さすがに、平成7年は祭も中止のやむなさにいたりました。
 でも、11月に御影町の青年会がスゴイ事をやりました。
 八木マリヨさん(彫刻家)の提案で1万枚の古着を集めて、直径1m・高さ10mの大きな縄を弓弦羽神社の境内の真ん中に建ててしまいました。
 「ルーツ」と名付けた大縄は皆の力を結集し、明日への再生の象徴となりました。

震災より1年経った、平成8年1月17日。
弓弦羽神社で「震災復興祈願祭」が斎行されました。
近畿地区の青年神職100名の奉仕で、浄闇(じょうあん)
の中、2000名の人々が参列しました。
引き続き、昨年末に建てた大縄に火を着けて鎮魂の送り火
としました。


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